もう4月になるというのに今更感がありますが、今年2024年は辰年。 「辰」という字には「植物が上に伸びていく」という意味があるそうですが、 いろいろな物事も上向いて、龍のように大きく飛躍する年になってほしいですね。 さて辰=龍=ドラゴン、とい…
いつも素敵な文章と美しい写真でわたしを夢見心地にさせてくださる、ブログ友の Miyukey(id:Miyukey)さん。 アラフォーの主婦になった私が、古い親友に再会するように 16歳になったアンの日々をいま、読んでいます。 あの時に止まっていた時間が、一気に…
2023年ももうすぐ終わり。今年はうさぎのように軽やかにジャンプする年にしたいと思っていたのですが、現実は「軽やか」とは程遠い状況でした(涙)。一度はブログの継続を諦めて、読書記録のアプリに切り替えていたのです。これはこれでとっても便利。…
日本を揺るがした安倍元総理の事件からずっと このマザー・グースの歌が頭から離れないので、 追悼の思いを込めて記事にさせていただきます。 (事件に触れたくない方、不謹慎と思われる方もいらっしゃるかもしれません。 そのような方はこの先はお読みにな…
琥珀の眼の兎 作者:エドマンド・ドゥ・ヴァール 早川書房 Amazon 4月16日の日経新聞の「根付が伝える激動の歴史」という記事でこの本を知りました。 アメリカニューヨークのユダヤ博物館で、ウクライナ出身のユダヤの富豪エフルッシ家 が所蔵していた日本の…
実家の家族も、結婚した相手も、もちろんわたし自身も本が大好き。 なのでいつも沢山の本に囲まれて暮らしてきました。 本棚には収まりきらずピアノの上やソファの上にも侵出し、食事の時には食卓から本を どけるのがお約束。床の上にも積み上がり、雪崩を起…
ののはな通信 (角川書店単行本) 作者:三浦 しをん KADOKAWA Amazon 第25回島清恋愛文学賞、第7回河合隼雄物語賞を受賞した、三浦しをんさんの作品です。 『ののはな通信』というかわいらしいタイトルと、 同じくかわいらしい小花模様の装丁に惹かれて手に取…
『ぼくを探しに』の続編のお話です。 続ぼくを探しに ビッグ・オーとの出会い 作者:シェル・シルヴァスタイン 講談社 Amazon ”THE MISSING PIECE MEETS THE BIG O" という英語のタイトルが示すように、 今度は「かけら」の側からみたお話です。 かけらはひと…
新年度を前にやる気満々の人にも 新しい出会いを求める人にも いやいや、早くもちょっと疲れ気味、という人にも だめな人と だめでない人のために 誰の心にも寄り添ってくれる優しい本です。 新装 ぼくを探しに 作者:シェル・シルヴァスタイン 発売日: 1979/…
瀬尾まいこさんの本をまた読みました。 傑作はまだ 作者:瀬尾まいこ エムオン・エンタテインメント Amazon 主人公加賀野は作家。デビュー作は大ヒットしましたが、今はなかなか次のヒット作が 書けず家にこもりがち。 「明日がもっとすばらしいことをきみは…
太陽が昇るよりなお東。月が沈むよりなお西。つまりは「この世の果て」。 ちょっと前に読んだ『児童文学の中の家』で紹介されていて知りました。月明りを背に そびえたつお城。雪と氷に閉ざされた最果ての地を一人旅する少女。深井せつ子さんの 挿絵が素晴ら…
九年目の魔法 (創元推理文庫) 作者:ダイアナ・ウィン・ジョーンズ 東京創元社 Amazon ダイアナ・ウィン・ジョーンズはイギリスの人気ファンタジー作家。 ジブリの『ハウルの動く城』や『アーヤと魔女』の原作者としても知られています。 わたしは上記のアニ…
2022年が始まりました。 さて今年は寅年なので、新年最初の記事は虎の出てくるお話を。 ソフィーがおかあさんとお茶の時間にしようとしたら 突然玄関のベルが鳴りました。 ソフィーがドアを開けるとそこに立っていたのは おおきくて 毛むくじゃらの、しまも…
クリスマス人形のねがい (大型絵本) 作者:ルーマー ゴッデン 岩波書店 Amazon きれいに飾られたおもちゃ屋さんのショーウインドウをのぞき込む少女。 クリスマスプレゼントを選んでいるのでしょうか? 『人形の家』の作者ルーマー・ゴッデンの作品だけあって…
新装版 ムーミン谷の仲間たち (講談社文庫) 講談社 Amazon フィンランドの作家トーベ・ヤンソンが生み出した「ムーミントロール」のお話。 テーマパークやカフェもできて大人気ですね。 『ムーミン谷の仲間たち』は、ムーミン谷の四季を通じて、ムーミン一家…
そして、バトンは渡された (文春文庫) 作者:瀬尾 まいこ 文藝春秋 Amazon 2019年に本屋大賞を受賞した本作品。まだ読んでいなかったのですが、映画が公開され たこともあり遅ればせながら読みました(映画は未見です)。 主人公の優子には父親が3人、母親は…
子どものころ、外国の物語に出てくる家が憧れでした。100も部屋のある大きなお屋敷 ってどんなだろう、塔のあるお城って?屋根裏部屋って?そして天蓋付きのベッドや煙 突のついた暖炉、ランプに揺り椅子。挿絵を見ながらあれこれ想像したものです。なの で…
はてなブログ10周年特別お題「好きな◯◯10選」 物語の世界にたっぷり浸れる長編ファンタジーを10個選んでみました。 (どの順番で紹介しようか悩んだあげく、自分が読んだ順で落ち着きました。) 映像化されているものも多いので、そちらの感想も一言書きまし…
佐藤さとる展のHPで「佐藤さとるの原点」と紹介されていました。 てのひら島はどこにある 作者:佐藤 さとる 理論社 Amazon 初版は1965年。初版の絵による新装復刊とのことです。 実はこの本も読んだことがなかったのです。 言い訳めきますが、『コロボックル…
佐藤さとるの生み出した愛すべきキャラクター「コロボックル」。 身長わずか3センチ、可愛らしい見た目ながら動きは敏捷、靴の船を巧みに操り、カエ ルに変装し、好奇心が旺盛で勇敢で、器用で賢くて仲間思い。 こんなコロボックルの住む世界を今まで知らな…
神奈川近代文学館で9月26日まで開催されていた 「佐藤さとる展ー『コロボックル物語』とともにー」。 行ってきました! ・・・と言えればどんなに良かったか。 物凄く行きたかったのですが、色々ありまして残念ながら行けませんでした(涙)。 未練がましく…
金木犀の香りがあちこちから漂ってくるようになりました。 朝晩も過ごしやすくなってきたし、もう秋ですね。 8月は暑さにやられ、他にもいろいろありましてちょっと疲れてしまって、 「充電期間」と称して読書三昧、Amazonプライム三昧の日々。 (「いつも充…
ブログを始めて一年たちました(開設したのはもう少し前なのですが、 初記事を書いたのが昨年の9月でした)ので、振り返りと反省をしたいと思います。 そもそもブログを始めようと思ったのは、 家に本が増えすぎてスペースを圧迫しているので、 感想を記録し…
先日の記事に関連して、 zoee.hatenablog.com ちょっと思い出して観返し(読み返し)た映画と本について。 これもタイムトラベル物です。どんだけ好きなんだかという感じですが。 タイムライン (字幕版) 発売日: 2013/05/15 メディア: Prime Video こちらは…
今週のお題、「一気読みした漫画」といえばこれ。 夏目友人帳 26 (花とゆめコミックス) 作者:緑川ゆき 白泉社 Amazon 存在を知ったのは数年前にアニメの再放送を見てからです。 まず子供が夢中になり「これお母さん絶対好きなやつだから!はまるから!」と …
先日テレビをみていたら、 6月25日公開の『夏への扉ーキミのいる未来へー』の予告編が流れてきました。 原作はSF界の巨匠、ロバート・A・ハインラインの名作『夏への扉』。 SFにはまっていた中学時代に何度も読んだ、大好きな本です。 映画は舞台を日本に移…
わたしの大好きなタイムファンタジーをもう一つ。 『とぶ船』 ヒルダ・ルイス作 石井桃子訳 岩波書店 とぶ船〈上〉 (岩波少年文庫) 作者:ヒルダ・ルイス 発売日: 2006/01/17 メディア: 単行本 とぶ船〈下〉 (岩波少年文庫) 作者:ヒルダ・ルイス 発売日: 2006…
2016年に本屋大賞を受賞、2018年に映画化もされた『羊と鋼の森』。 羊と鋼の森 (文春文庫) 作者:宮下 奈都 文藝春秋 Amazon わたしは単行本で読みましたが、 すでに文庫版が出てました。 本はだいぶ前に読んだのですが、映画の方も先日Amazonプライム…
今週のお題「雨の日の過ごし方」といえば、ありがちですが読書や映画鑑賞。 たまってしまったドラマの録画を一気に見たり、 家事は最低限にして、映画(アニメ)を観ながらその原作本を読む、 なんてオタクな行動に耽るのも、時間がたっぷりある雨の日の楽し…
外に出るのが気持ちのよい季節になりましたが、 圧倒的に家にいる時間が長い今日この頃です。 わたしは基本的にインドア派なのであまり苦になりませんが、 子ども達はやっぱり外に出て、思いっきり友達と遊びたいだろうと思います。 ということで今回の本は…