本棚に本があふれてる

読書の記録と本にまつわるあれこれ

腹黒じゃなくていい子だったよ~       『そらまめくんのベッド』

スーパーに買い物に行ったら、そら豆が売られていました。 グリーンピースにそら豆、枝豆、豆が出回るこの季節になるといつも思い出す本です。 そらまめくんのベッド (こどものとも傑作集) 作者:なかや みわ 発売日: 1999/09/30 メディア: 単行本 そらまめく…

ねずみ年は終わったけれどねずみのお話① 『冒険者たち』

本当は干支つながりで去年のうちに書きかけていました。 もう4月にもなってなんだか間が抜けてしまいましたが、 【今週のお題】 「下書き放出!」に便乗しまして。 ねずみが主人公の話って沢山あります。 すぐに思い付くだけでも、 『いなかのねずみと町のね…

土から離れては生きられないのよ~『英国貴族、領地を野生に戻す』

英国貴族、領地を野生に戻す―野生動物の復活と自然の大遷移 作者:イザベラ・トゥリー 発売日: 2019/12/26 メディア: 単行本 『英国貴族』というタイトルに惹かれて軽い気持ちで手に取ったのですが とても読みごたえがありました。 地球規模での環境破壊が問…

『だれもが知ってる小さな国』

『だれも知らない小さな国』の作者佐藤さとるさんが2017年に亡くなられたとき、 とても悲しくて。 ああ、もうコロボックルのお話は終わってしまったんだ、 後は自分の心の中で大事に温めていくだけだ、と思っていました。 ところがうれしい驚きで、有川浩さ…

安野光雅さんの本

画家・絵本作家の安野光雅さんが2020年12月24日、94歳でお亡くなりになりました。 初めて出会った安野さんの本は『ふしぎなえ』 ふしぎなえ (日本傑作絵本シリーズ) [ 安野光雅 ]価格: 990 円楽天で詳細を見る 小人が階段の上を歩いているのをたどっていく…

思い切って踏み出す一歩 ~『あるきだした小さな木』

(この記事は2020年9月に書いたものを書き直しました。) 何か新しいことをやるとき、 すぐに始められる人もいれば、なかなか行動に移せない人もいますよね。 わたしはどちらかというと後者のタイプで ブログを始めようと思ってから開設するまでに、まる一年…

丑年なのでうしの本

2021年もすでに2週間たってしまいました。 新年の抱負として、今年はもう少しまめに更新しようと思います。 さて今年は丑年。 牛の出てくる本、で思い出したのは 『はなのすきなうし』 はなのすきなうし (岩波の子どもの本) [ マンロー・リーフ ]価格: 880…

クリスマスの本③ 『大草原の小さな家』シリーズ

クリスマスの今日は、 クリスマスの描写が心に残る、わたしの大好きな本について。 ローラ・インガルス・ワイルダーの『大草原の小さな家』シリーズです。 大きな森の小さな家 インガルス一家の物語1 (世界傑作童話シリーズ) [ ローラ・インガルス・ワイル…

クリスマスの本②『賢者の贈り物』

すっかり寒くなりました。ただでさえ寒くて外に出たくない上に昨今の状況では、 美容院に行くのも気が進まず、無謀にもセルフカットしてしまいました。 もともと長めのボブ(というと聞こえがいいが要するにおかっぱ)にしていたのを、 5センチくらい切って…

クリスマスの本①『ピヨピヨメリークリスマス』

早いもので12月も残すところあと20日。 大掃除とか年賀状書きとかやるべきことは沢山あるのです。 でもその前に楽しいことをしようとクリスマスの飾りつけをしました。 数年前からは大きなツリーは出さないで、玄関の靴箱の上にちょっと飾る程度。 それでも…

わたしの「定点観測本」あれこれ

数か月前のことですが。 作家の川上弘美さんが、日経新聞のコラムにこんなことを書いておられました。 「変化」を知るには、本を読むことがいちばん簡単なのではないかと思っている。同じ本を数年おきに読む、という方法である。そのような本のことを、わた…

はじめてのえほん 2

最近はブックスタートという活動があって、乳幼児健診の時に読み聞かせをしてくれた り、絵本をプレゼントしてくれたりするそうですね。 わたしが子育てしていたころはまだそんな素敵な活動はなかったと思うし、 最初の子育ての時は、とにかくミルクとオムツ…

はじめてのえほん

「はじめまして」の次は、初めて読んだ本、読んでもらった本について書こうと思って いましたが、さて何だったかとしばらく考えていました。 親に尋ねてみようかと思いましたが、きっと忘れているでしょうから、私の記憶の中の 「はじめてのえほん」です。 …

心の中のひみつ基地~「だれも知らない小さな国」

コロボックル物語1 だれも知らない小さな国 (講談社文庫) [ 佐藤 さとる ]価格: 704 円楽天で詳細を見る 子どものころ、「ひみつ基地」にあこがれたことありませんでしたか。 私が子ども時代に住んでいた町には裏山だの雑木林だのはすでになく、 子どもが…

『おおきな木』

ちびっこの木について書いたら、 zoee.hatenablog.com 「木」つながりで『おおきな木』を思い出しました。 おおきな木 [ シェル・シルヴァスタイン ]価格: 1320 円楽天で詳細を見る 「ちびっこの木」も「おおきな木」も、人が好き、人と仲良し。 でも、あち…

はじめまして

小さいころから本が好きで、読み続けてかれこれ半世紀になります。 家族も本好き、読んだ本は取っておきたいタイプなので蔵書は増える一方です。 今のうちに少しでも記録して整理しておきたくて、ブログを始めることにしました。 本の感想と本にまつわるあれ…